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解決事例

もえぎ法律事務所で担当させていただいた案件の中から、一部をご紹介いたします。
経験・実績のある当事務所の弁護士が、難しい状況の中でも、交通事故被害者にとって有利な条件で解決に導いた事例の一部となります。

死亡事故,ただし被害者に60%程度の過失が認定されることが見込まれた事案

信号のない交差点における事故で,不幸にもお亡くなりになってしまったケースです。事故内容を調査すると,加害者よりもむしろ亡くなった被害者側に大きな過失が認められる可能性が高いケースであることが分かりました。

訴訟や任意保険会社との交渉をする場合,過失相殺を主張されることで損害賠償額は相当に低くなってしまいます。一般的には自賠責保険会社ではなく任意保険会社に対する請求を行うことが多いのですが,本件は原則通りでやると依頼者が大損をしてしまう可能性のあるものです。

そこで,過失相殺を防ぐため,任意保険会社にではなく自賠責保険に被害者請求をしました。

自賠責保険においては,後遺障害または死亡にかかる損害は,被害者の過失割合が7割未満であれば減額なく請求できることを利用しました。結果的には,任意保険会社に対する請求をした場合に見込める額よりも多額となる,限度額である3000万円を回収することができました。

後遺障害等級8級,女性,事故時67歳のケース

当事務所介入前の相手の大手損保の提示額は,治療費などの既払いを除き約800万円という,被害者の被った損害に比べて大変に低額なものでした。根拠を見ると,弁護士が介入していないことをもって,慰謝料提示額が不当に低く,また,休業損害(主婦休損)をゼロと算定する不当なものでした。

当事務所が介入後,相手損保も少しづつ提示額を上げ,最終的には,約2200万円を受けとる合意をすることができました。

やや高齢であり主婦休損の算定の交渉は難儀しましたが,実際の家事労働の状況を事細かに伝えることで妥当な賠償額を勝ち取ることができました。

後遺障害非該当から,異議申し立てで後遺障害12級が認められた事案

依頼者は,症状固定後,行政書士に依頼して後遺障害等級認定を行いましたが,残念ながら非該当と判断され,後遺障害慰謝料や逸失利益の請求ができなくなっていました。

当事務所にて検討したところ,診断書の記載内容があまりよくなかったことに一つの原因があると判断しましたので,担当医に面接を申し込み,後遺障害を認める方向の新たな意見書の作成を依頼し,それを新たな医証として異議申し立てを行いました。

結果,後遺障害等級12級が認められ,新たに後遺障害慰謝料と逸失利益の請求をすることが可能になりました。

主婦休損を相場通り認めない…交通事故紛争処理センターで,増額を勝ち得た事案

争点は主婦休損でしたが,相手保険会社は,弁護士が通常用いる基準を認めず,あくまで保険会社が通常出してくる低い基準を用いて提案をしてきました。

相談者とも協議し,保険会社と話をしても無駄と判断し,交通事故紛争処理センターにあっせん申し込みを行いました。

相談者に陳述書を作成してもらうなど,実際の日常生活の様子を細かに主張立証することで,当初提示していた額に近い内容で合意をすることができました。当初提示額から約200万円の増額を勝ち取ることができました。

後遺障害14級のケースで、保険会社からの賠償額が大幅に上がった事例

弁護士が介入するまで、総額で約60万円の支払の提示があったケースです。当事務所が介入し、交渉することで、慰謝料・逸失利益・休業損害(主婦休損)などにおいて大幅な増額を勝ち取り、約300万円で合意することができました。

事情があり早期解決の希望が強く、裁判所や交通事故紛争処理センター(紛セ)などは使わなかったため、受任から約3か月で入金まで済ませることができました。